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有精卵と無精卵はどう違う?

 みなさんが普段召し上がっている卵。その卵には「有精卵」と「無精卵」の二種類があることをご存じですか?
 その名のとおり「有精卵」は受精している卵、「無精卵」は受精していない卵の事です。
 一般にスーパーなどの売場に並んでいる卵は、無精卵。つまり温めてもヒヨコはかえりません。たまに「有精卵」との表示がついた卵が売られています。これはつまり温めるとヒヨコになる可能性があることになります。といってもふ化させるのは簡単ではありませんが。

 でも無精卵というものについてちょっと考えてみると不思議に思われませんか?なぜニワトリは毎日せっせとヒヨコにならない卵を生むのでしょうか。
 実は、卵を産む鶏(採卵鶏)として飼われている鶏は、長年の品種改良によって、受精しなくても卵を産むことが出来ますので、雄鶏を一緒に飼わなければそのまま「無精卵」を産み続けるのです。
 
 ところで、「有精卵」と「無精卵」では、栄養価や味などに違いがあるのでしょうか。有精卵などはその字を見るといかにも栄養がありそうな印象を受けますが、成分的には変わりはありません。
 卵の栄養や味は、品種などの違いもあるでしょうが、最も大きく影響するのは、鶏が飼われている環境、与えられている餌や水などの違いが大きいでしょう。つまりは鶏を飼っている生産者の技術に負うところが大きいわけです。

 また、賞味期限については、鶏卵業界などでガイドラインを設けており、平均気温が冬場で10℃だとすると57日、夏場で28℃だと16日、それ以外の時期では平均気温が23℃だと25日程度とされています。卵は結構保存がきくんですね。しかし、実際には安全性に配慮して2週間程度と短めに表示されていることが多いようです。
 賞味期限が過ぎても、すぐ食べられなくなるというわけではありませんが、なるべく早めに加熱してから食べるとよいでしょう。

 卵というと一時期、コレステロールが多いためにあまり食べない方がよいなどと言われたりもしましたが、その後の研究で卵を食べると、いわゆる善玉コレステロールが増え、「超悪玉」といわれるコレステロールを減少させる効果があることが分かってきています。
 完全栄養食品の代表でもある卵を毎日きちんと食べて、健康的でバランスの取れた食生活を心がけたいものです。
 



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