2025年11月18日 Vol457
提 供 日本漁船保険組合
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「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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「WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)北小委員会・IATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)
の合同作業部会」及び「WCPFC北小委員会」の結果について

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2025年7月9日(水)から15日(火)まで、「WCPFC(中西部太平洋まぐろ類委員会)北小委員会・
IATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)の合同作業部会」及び「WCPFC北小委員会」が富山県富山市において
web会議と併用する形式で開催されました。

会議には、日本、米国、カナダ、韓国、中国、台湾、フィリピン、NZ、フィジー、バヌアツ、
メキシコ※1のほか、関係する国際機関、NGO等が出席しました。
※1 WCPFC北小委員会・IATTC合同作業部会のみ出席

我が国からは、福田水産庁資源管理部審議官(我が国代表)ほか、水産庁、外務省、経済産業省、
国立研究開発法人 水産研究・教育機構及び業界関係者が参加しました。

会議の結果は、以下のとおりです。

(1)太平洋クロマグロの新たな管理方式※2
関係国間で意見の隔たりがあるところ、来年の会合に向けて引き続き協議することが
確認されました。
※2 従来の管理手法の下、太平洋クロマグロの資源量がこれまでの回復目標を達成し、新たな
段階に入ったことを踏まえ、長期的な目標となる資源の水準等を定めた上で、資源状態に応じて
自動的に計算される漁獲枠の水準等をあらかじめ設定する管理方法。

(2)太平洋クロマグロの監視取締措置
太平洋クロマグロ漁業・養殖業の監視取締措置について、各国が実施している措置について
報告が行われ、来年の会合で統一的な監視取締措置を検討していくこととなりました。
また、漁獲証明制度について、制度の骨子についての議論が行われ、来年の会合に向けて
引き続き意見調整を図っていくこととなりました。

(3)北太平洋ビンナガ
管理方式の実施に向けた議論が行われました。

(4)その他
来年の会合は、日本で開催されることとなりました。

IATTC及びWCPFCは、今次会合の結果を踏まえ、以下のスケジュールで、それぞれの機関としての
議論を行っていくこととなっており、9月に開催されたIATTCの年次会合においては、太平洋
クロマグロについて、今次会合の結果が報告され、新たな管理方式の策定に向けて、関係国間で
引き続き協議することが確認されました。
9月1日〜5日 IATTC「年次会合」(パナマ)
12月1日〜5日 WCPFC「年次会合」(フィリピン)

                                     水産庁国際課

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