2025年5月8日 Vol449
提　供　日本漁船保険組合
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「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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「インド洋まぐろ類委員会（IOTC） 第２９回年次会合」の結果について

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今回は今年４月１２日（日）から４月１７日（木）まで、対面（レユニオン（仏領））および

ウェブ形式で開催された「インド洋まぐろ類委員会（IOTC）第29回年次会合」の結果について

お知らせします。

この会議ではインド洋におけるまぐろ類の保存管理措置等について議論が行われました。

会合には、加盟２９カ国・地域のうち日本、中国、韓国、インドネシア、豪州、モルディブ、

南アフリカ共和国、ＥＵ等２７か国・地域の参加があり、我が国からは、竹田紗也子水産庁資源

管理部国際課海外漁業協力室長のほか水産庁、外務省、国立研究開発法人水産研究・教育機構

及び関連漁業団体の関係者が出席しました。

今回の会合では、管理措置が今年で期限切れとなるメバチの国別漁獲上限について、我が国の

提案に基づいて話し合われ、上限の改定が合意されました。これによって２０２６年〜２０２８

年の間、我が国のメバチの漁獲上限は４,２３７トンに制限されます。資源の悪化が深刻なキハダ

の国別漁獲上限の改正が話し合われましたが、合意に至らず、２０２１年の年次会合で合意され

た措置（我が国のキハダの漁獲上限は４,００３トン）を継続することとなりました。

次回年次会合は、令和８年（２０２６年）５月にモルディブで開催される予定です。

【参考】メバチの管理措置
??総漁獲可能量（TAC）及び国別漁獲上限（トン／年）
　　　　　　　　新たな漁獲上限　　　　　現行の漁獲上限
　　　　　　　　　　（2026〜2028） 　　　　　　（2024,2025）
TAC 　　　　　　　　　　　92,670 　　　　　　　　　　80,583
インドネシア　　　　　　　21,396 　　　　　　　　　　18,605
セイシェル　　　　　　　　13,664 　　　　　　　　　　11,882
EU 　　　　　　　　　　　　19,562 　　　　　　　　　　17,010
台湾 　　　　　　　　　　　13,211 　　　　　　　　　　11,488
スリランカ　　　　　　 　　 5,488 　　　　　　　　　　　4,772
中国 　　　　　　　　　　　　4,353 　　　　　　　　　　 3,785
日本　　　　　　　　　　　　 4,237 　　　 　　　　　　　3,684
イラン　　　　　　　　　 　　 2,421 　　　　　　　　　　 2,105
モーリシャス　　　　　　　 . 2,482 　　　　　　　　　　　なし

??その他の国は、２０１９年から２０２３年までの平均漁獲量レベルの維持を推奨

　 水産庁国際課

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