2023年10月20日 Vol 422

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)年次会合の結果について

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今回は去る10月9日から12日まで、韓国の釜山において開催されたみなみまぐろ

保存委員会(CCSBT)年次会合の結果についてお知らせします。

みなみまぐろ保存委員会は、ミナミマグロの保存及び最適利用を目的として

1994年に発効した地域漁業管理機関(RFMO)で、我が国は発効当初から

加盟しています。

この会合には、我が国をはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、

インドネシア、南アフリカ及び台湾の7か国・地域が出席し、我が国からは、

川島水産庁資源管理部参事官の他、水産庁、外務省、国立研究開発法人

水産研究・教育機構及び業界から関係者が出席しました。

今年の年次会合では、ミナミマグロの総漁獲可能量等の保存管理措置を議論し、

主な結果は次のとおりです。

1. ミナミマグロの総漁獲可能量(TAC)

科学委員会からの勧告に従い、令和6年(2024年)から令和8年(2026年)までの

毎漁期のTACを現在から3,000トン増加の20,647トンとすることが合意されました。

2.ミナミマグロの国別配分

令和6年(2024年)から令和8(2026年)までの毎漁期の国別配分は以下の表の

とおり合意され、我が国の配分は現在から1,050トン増の7,295トンとなりました。

3.次回年次会合

令和6年(2024年)10月に台湾で開催される予定です。

[表]2024年〜2026年における総漁獲可能量及び国別配分

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2024-26年
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日本 7,295t(※1)
オーストラリア 7,295t
韓国 1,468t
台湾 1,468t
インドネシア 1,315t
ニュージーランド 1,288t
南アフリカ 500t
欧州連合 13t
調査漁獲枠 6t
合計 20,647t
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2021-23年(参考)
日本 6,245t(※1)
オーストラリア 6,245t(※2)
韓国 1,257t
台湾 1,257t
インドネシア 1,095t
ニュージーランド 1,102t
南アフリカ 428t
欧州連合 11t
調査漁獲枠 6t
合計 17,647t
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※1:我が国から、インドネシアに21トン、南アフリカに27トンが毎年移譲される。
※2:豪州から、7トンがインドネシアに毎年移譲される。

                              水産庁国際課

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