2022年1月17日 Vol 396

提 供  日本漁船保険組合

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、操業上の注意事項や

国際会議の結果等をお知らせしています。

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「北方四島周辺水域における日本漁船の操業に関する協定」に基づく

日ロ政府間協議及び民間交渉の結果について

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「北方四島周辺水域における日本漁船の操業に関する協定」(1998年発効)に

基づく日ロ政府間協議及び民間交渉では、毎年、北方四島周辺12海里内の

水域における我が国漁船による操業条件及び生物資源の保存・合理的利用等についての

協議が行われています。

今回の交渉は、令和3年12月13日から12月27日まで、ウェブ会議で開催され、

政府間協議では、本協定に基づく令和2年(2020年)及び令和3年(2021年)

における日本漁船の操業状況についてレビューを行った上で、協定の効力が

1年間継続されることを確認しました。

民間交渉では、北海道水産会等の日本側民間団体と連邦漁業庁及び

連邦保安庁国境警備局等のロシア側関係省庁の間で交渉が行われ、

令和4年(2022年)における日本漁船の漁獲量等の操業条件等について協議した結果、

下記のとおりとなりました。

1.漁獲量(令和3年(2021年)と同じ)
すけとうだら 955トン
ほっけ    777トン
たこ     213トン
その他    232トン

2.漁期(令和3年(2021年)と同じ)
すけとうだら刺し網漁業 1月1日〜3月15日
ほっけ刺し網漁業    9月16日〜12月31日
たこ空釣り漁業    1月1日〜1月31日及び10月16日〜12月31日

3.操業隻数(令和3年(2021年)と同じ)
48隻

4.協力金等(令和3年(2021年)と同じ)
協力金  2,130万円
機材供与 2,110万円

また、北方四島周辺水域におけるロシア・トロール漁船の操業により、

日本漁船に漁具被害が発生するとともに漁獲が低迷している問題について、

日本側からロシア側に対し、ロシア・トロール漁船の操業自粛等の実効的な対策を

講じるよう要請しました。

(以上)

                              水産庁国際課

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