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「豚トロ」って何?

 
 近頃、焼肉店に行くとメニューの中に「豚トロ」或いは「ピートロ」というものを見かけることが多くなりました。聞き慣れない名前ですが、これは一体どういう豚肉なのでしょうか?

 豚トロなる肉、実物を見てみますと霜降りがきれいに入っています。その色や霜降りの具合がマグロのトロに似ている、ということで「豚トロ」という名称をつけてメニューに出したようです。

 では、この豚トロってそもそも豚のどの部分の肉なんでしょうか?種明かしをしますと実はこれ、豚の首(ネック)にあたる部分なのです。

 豚の首のまわりはほとんどが脂身なのですが、ほんのわずかに赤身の部分があり、これが「豚トロ」になるわけです。他の部位と違って一頭の豚から300〜500グラム程度しかとれませんし、以前はほとんどかえりみられることもなかったのですが、北海道旭川市の焼肉店が火付け役となり、最近では焼肉の人気メニューとして定着したようです。
 
 で、気になるお味のほうなのですが、名前からして脂ののった柔らかい肉を想像しますが、じつは意外とさっぱりとして歯ごたえのある食感です。
 首の周りの肉はよく運動しているので身がしっかりしているのだとか。柔らかいロースやヒレなどと合わせて食べるとその食感がちょうどいいアクセントになるのかも知れません。

 最近では、焼肉店だけでなく一般の飲食店やコンビニ弁当のメニューにも採用されるようになりました。スーパーの精肉売場にも並ぶ機会が増えたこの豚トロ、「トロ」というネーミングから誤解される方もいるかも知れませんが、豚肉ですから生では食べられません。しっかり火を通してご賞味下さい。

 



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