「畜産の情報」3月号には「東京オリンピック・パラリンピックに我が国畜産物を」という記事があり興味をひかれたのでご紹介します。
 東京オリンピック・パラリンピックまであと3年です。ここで気になるのが選手村や競技場で選手や報道機関の方々に提供される食事や料理資材はどうやって調達されるのかということです。前回のブラジルオリンピックの食事も独自色を出したいいものだったと聞いています。東京の時も「おもてなし」を前面に出したものにしたいと思うのですが、もうすでに競争が始まっているといいます。
 その前提となるのが、「持続可能性が満たされている」ことといいます。「持続可能性」とは東京の場合、おおむね4つの条件があり、@どのように供給されているかの重視。製造・流通過程における人権の確保、不公平性の排除、環境への負荷の低減等。A何処から採り、何を使って作られているか。Bサプライチェーンの重視。C資源の有効活用の重視を挙げています。特に畜産物についてはコンプライアンスやアニマルウェルフェアの順守は当然のこととしています。そしてさらに、イスラム向けのハラール食材やユダヤ教徒向けのコーシャ食材も必要ということです。これらの実行を証明する第三者認証が必要として、たとえば、JGAPまたはGLOBAL G.A.Pの認証も必要といいます。認証を受けるには農林水産省が相談に乗るとしていますので、

 詳しくは(独)農畜産業振興機構の機関誌のひとつ「畜産の情報」3月号をご覧ください。