熊本地震や台風10号による東北・北海道地域での水害などの例を挙げるまでもなく、日本列島は天災列島と言ってもよいくらい、毎年、各種の災害に見舞われます。関東地方の直下型地震、南海トラフ地震なども予測されており、専門家はもはや何時、何処で、何があってもおかしくないとまでいいます。
aff9月号では「非常食」を特集しています。それによると、まず、至近に発生した熊本地震を例に、農林水産省が行った非常食料対策を述べています。まず、支援の手がくるまで、自分たちで生き延びる対策が必要で、そのため、家庭で出来る「最低3日分の備蓄食料品を」、「家族で考えたい日頃の備え」に触れ、当然、電気や水道などのライフラインは遮断されるでしょうから、それを前提に用意すべきものということになります。なかでもこれだけはということで、米2s、缶詰(缶切り不要のもの)、水(1人1日1リットル)、カセットコンロ(ボンベの買い置き)等の加工熱源の備蓄が必要といいます。しかも、その前に発生当日1日分として、加熱しないでも食べられる食料の備えも必要で、具体的な数量を明示しています。美味しく食べられるレトルト食品や長期保存が可能な食品と調理のメニューにつづいて、熊本地震の時、地域で取り組んだ炊き出しの等の例として、熊本県阿蘇郡西原村の取り組みを報告しています。

 詳しくは農林水産省の広報誌「aff」9月号をご覧ください。