今回の「野菜情報」10月号には「江戸東京野菜の掘り起しと復活にかける取り組み」という、珍しい伝統野菜を復活・普及させる取り組みが紹介されています。
  東京には皆さんもご存じの「練馬だいこん」「小松菜」などの伝統的な野菜がありますが、野菜の品種改良が進み、季節性の変化、規格の統一などの需要から、古くからあった品種は段々と姿を消してしまいました。
そうしたことを惜しみ伝統的な野菜を復活させようと努力している人たちがいます。
この報告を書かれた江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂さんもその一人で、長年江戸東京伝統野菜の保存・復活に尽力されてきました。
  大竹さんの報告によりますと、関係者は「江戸・東京ゆかりの野菜と花」という本の編纂や自治体などの支援を受けて「江戸東京野菜コンシェルジュ育成協議会」を起ち上げ江戸東京野菜の案内人を育てるなど活動しており、そうした成果の一つとして伝統野菜の生産者も今では延べ231名にもなっているとのことです。
この報告にはほかにも、江戸時代、地方に伝えられた江戸の野菜を探し出し復活させる話などもあり大変興味深い内容となっています。

詳しくは、(独)農畜産業振興機構の機関誌「野菜情報」10月号をご覧ください。