農林水産省の広報誌「aff あふ」9月号の「ご馳走、東西南北」では作家の島村菜津さんが「昆布の『うまみ』を支える敦賀」と題して和風だしの原点を探すリポートをしています。
 昆布の事をリポートするために福井県を訪れる、このことに興味をもって読み進めるとこの敦賀では昔、北前船で運ばれてきた北海道の昆布が冬の間、この地域の蔵に置かれ、桜の花が散るころに京都へ運ばれた、という経緯があったそうです。
 そのひと冬留め置かれた昆布は蔵の中で熟成され香りと味がまろやかに変化したそうで、それを「蔵囲昆布(くらがこいこんぶ)」というそうです。
 「蔵囲昆布」いまでは大変珍しい手法だそうで、蔵で熟成させるところや年月を経たものが珍重されるなど、まるでワインのようですね。

 料理人の世界でも注目されているという「蔵囲昆布」の詳しいことは、農林水産省の機関誌の「affあふ」9月号をご覧ください。