今回の「AFC Forum(フォーラム)」2015年9月号の「連載 地域再生への助走」は「工芸工房『たくみの家』で農村アート体験が主役の都市との交流」と題して群馬県利根郡みなかみ町、旧新治村役場 元職員の河合進氏の文が紹介されています。
 このみなかみ町は2005年に月夜野町、水上町、新治村が合併してできた町で、
この合併前旧新治村は古くからおこなわれていた養蚕が衰退し、高齢化、後継者不足が進み、村の先行きに不安が広がる状態でした。
 そこで河合さんたちは農業と観光を結びつけて村の活性化を図ろうと知恵を絞り、「美しい農村づくり」「歴史や伝統文化を活用した農村づくり」「地域の人を活用した地域づくり」「体験を主体にした都市との交流」を事業のコンセプトにして『たくみの里づくり』に取り組みました。この事業の中心となる須川地区は旧三国街道の宿場があったところで、地域には野仏やのどかな田園風景を堪能できる周遊コースが数多く設定されていて、そこには沢山の方々が訪れていました。そこでこうした資源をより一層生かすために地域のものづくり名人に「手作り」を教えてもらう「体験工房」を考え出しました。コンニャク作りの体験が出来る「香りの家」からはじまったこの事業はその後、「わら細工体験工房」「竹細工体験工房」「陶芸体験工房」などが徐々に各地域に設置され地域全体での活性化がすすめられて行きました。

 この地域再生の道筋の詳しいことは、「AFC Forum(フォーラム)」2015年9月号をご覧ください。