2015年12月24日 Vol 283,284 合併号

海外漁業情報 Vol283

提 供  漁船保険中央会

■□■□━━━━━━━━「海外漁業情報」━━━━━━━━■□■□

「海外漁業情報」では、海外で操業される漁業者の皆さんへ、
操業上の注意事項や国際会議の結果等をお知らせしています。

 

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         日・パプアニューギニア漁業協議の結果から

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去る10月26日から29日まで、パプアニューギニア独立国のポートモレスビーで

「日本とパプアニューギニアの漁業協議が開催され、2016年漁期の入漁条件に

関して合意に達しました。

この協議は、パプアニューギニア水域内で操業する我が国かつお・まぐろ漁船の

操業状況や入漁条件等についての意見交換を目的としています。

今回の協議では日本側からは、花房克磨(はなふさ かつま)農林水産省顧問、

水産庁担当官、中前明(なかまえ あきら)海外まき網漁業協会会長、

林二行(はやし ふゆき)日本かつお・まぐろ漁業協同組合国際部部長代理、

清水通雄(しみず みちお)全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会事務局責任者、

納富善裕(のうとみ よしひろ)全国近海かつお・まぐろ漁業協会専務理事、

嶋本州和(しまもと くにかず)海外漁業協力財団事業部交流促進課長代理ほかが、

パプアニューギニア側からはジョン・カス パプアニューギニア水産公社(NFA)総裁、

フィリップ・ポロンNFA次長ほかが出席しました。

今回の協議では、我が国かつお・まぐろ漁船の入漁条件について議論され、

(ア)2016年1月1日〜2016年12月31日のまき網漁船の入漁条件について

協議を行い、操業に必要な隻日数を入漁料として購入することが合意されました。

なお、許可枠は従来通り35隻となっております。

(イ)2016年1月1日〜2016年12月31日のはえ縄漁船の入漁条件について

協議を行い、入漁料について合意しました。

許可枠は遠洋船17隻、近海船は2016年6月末までの間に、隻数を先方に通知する

こととなっております。

このほか会議ではパプアニューギニア水域内における我が国かつお・まぐろ漁船の

操業状況のレビューが行われました。

                          水産庁国際課
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